安倍寺院巡拝


                                                          平成22年3月7日

今年度もお参りの旅は昨年と同じく1回企画できただけでした。
遠江33観音も満願したので、今回はふるさとの寺を巡ることにしました。
そして昼食は全福寺ご住職様の精進料理を味わう計画です。

天気は雨(;_;)、結局一日中降っていました。でも雨に煙る風景もまた良し。

@宝津院(津渡野)

先ずは龍西橋をはさんで秘在寺と向かいあう宝津院からです。
ご住職から説明を受けました。白龍山という山号は、向かいの山に滝が見え、それを龍になぞらえた
からだそうです。

 


A 菜流寺(油山

 

きれいなお庭ですが、目の前の茶畑に植えられた木が・・・。

B回春院(蕨野)



お寺は無住ですが、ここには聖一国師のお墓があります。
お参りして、そこで秘在寺住職から聖一国師の説明を聞きましたが、雨が降って寒いです。

聖一国師は静岡市栃沢の生まれ。国内各地で修行の後、33歳で宋に渡り修行、製麺の技術などを
伝え、茶の実を持ち帰って足久保の地に栽培したのが静岡茶の起こりである。
京都、東福寺を開き、日本で最初の国師号を与えられた。

となんとも偉いお坊さんなのです。

wikipediaによれば

晩年は故郷の駿河国に戻り、母親の実家近くの蕨野に医王山回春院を開き禅宗の流布を行った。
また、宋から持ち帰ったの実を植えさせ、茶の栽培も広めたことから静岡茶(本山茶)の始祖とも
称される。墓所ともなった「医 王山回春院」の名は茶の持つ不老長寿の効能をうたったものと伝えられる。

ということなのですが、母親の実家は栃沢でそこから蕨野へ歩いてくるとしたらどれだけかかるのか?
現在の交通事情で考えると、「実家の近く」などとはとても言えません。
それでもこのような高僧が晩年をこの近くで過ごし、禅宗を広めたと思うと感慨深いものがあります。
それと今の「町と田舎」という感覚と当時の静岡の町のつくりとは違っていたのかも知れません。
ここら辺りはもしかして決して静岡の「僻地」ではなかったのかも。
次に京都に行く機会には東福寺にいってみようと思います。

C少林院(平野)

少林院へ行く前に、平野にある「真富士の里」でお買い物。地元女性が運営する店ですが、賑わって
います。私も山葵の茎を買いました。食事もできます。

 

ご住職にお話をうかがい、お茶とおかしをいただいて一休み。

D 全福寺(渡)

 まずは上にある観音堂にお参り。

今回は観音様参りではないので 四句誓願文・般若心経・普回向の3つのお経を読んでいます。

さてお楽しみの精進料理です。

 

次から次へと出てくるお料理に感嘆の声、皆さんに喜んでいただいて企画した立場としては
ホッとしました。

今回の参加者は27名で、添乗員さんと運転手さんも一緒だったので29名。
1時間半ほどかけてゆっくりとお料理を楽しみました。

E東雲寺(有東木)

私は今までここに行ったことがないのでとても楽しみでした。
静鉄の路線バスも通う道ですが、渓流沿いでさして道幅はひろくありません。

 

山葵栽培発祥の地だけあって、山葵田がいっぱい。

  

この大きさでは内容は読めませんねえ。山葵栽培の歴史が書いてあります。

 

東雲寺本堂にお参りしました。
境内といってもこの本堂前の部分ですが、ここで行われる盆踊りはとても有名なのです。

有東木に伝わる盆踊りはとても有名で、この東雲寺の境内で行われます。
  1 男踊りと女踊りに分かれる
  2 踊りの輪の中に華麗な灯篭が出る
  3 最後にムラの辻まで踊りながら向かい先祖を送り出す
などの特徴があります。
盆に先祖を迎えて、ともに踊りあかし、最後に先祖を送り出す、という
盆踊り本来的な意義を今に伝える貴重な民俗芸能といえるでしょう。
現在伝承している踊りは、男踊り10演目、女踊り15演目です。
伴奏は太鼓のみで、踊り手がササラやコキリコといった古い楽器を
打ち鳴らしながら踊り歌います。また詞章には、近世初期に成立し
たと考えられるものも多く、その内容は、恋の歌や豊作を祈るものなどで
構成されています。
この写真の灯篭は男性の一人がかぶります。

 

一度見てみたいものですが、自坊もお盆だもの・・・(-_-)

本堂脇にあるお堂にまつられている仏様は

一木作り、漆箔、赤漆塗り
この像は、素朴な表現の地方的な作であるが、力強くのびのびとした体躯の表現や、両手先
までを幹部材から掘りだし、内刳り(うちくり)を施さない構造、また製作技法などから10世紀
(平安時代)の製作と見られ、市内屈指の古作であり、静岡市の文化史上貴重な資料である。
静岡市指定有形文化財

とのこと。ここ東雲寺は盆踊りといい如来像といい、有形無形の文化財の宝庫です。

お参りのあとは「うつろぎ」でお買い物。「真富士の里」と同じように
村の女性部ががんばっています。
こんなに大勢が買い物に行くのなら、事前に電話しておけば良かったです。
評判のほおば餅など、ほとんどありませんでした。
でもわさび漬けやら金山寺みそ・手打ちそばなど、みなさんどっさり買い込みました。
私も最後に残っていた手打ちそばを買ってきました。

 

「こんなに遠くまで来てくれてありがとう」という札がなんとも奥ゆかしい。

友だちを連れてまた訪ねてみたいです。今日は食後に行ったけど
次回はここでおそばをいただきましょう。

皆さん、頑張って下さいね。

F宝月院(梅ヶ島)

梅ヶ島方面へは何度も行ったことがありますが、一口に梅ヶ島といっても広いので、
宝月院へは初めてでした。


 お経をあげ、今日のお参りもお終いです。

さて次回は?年内に一度計画しましょうか?11月後半にでも。