駿河一国33観音巡拝その1     平成19年3月31日〜4月2日


秩父巡礼は、西国三十三観音、板東三十三観音と合わせて、日本百観音と言われます。
西国、板東は範囲が広いのでなかなか大変ですが、秩父は二泊三日で回れます。
檀家さんの中で希望者がいたことと、父も行きたいと言っていたので企画しました。
いつもお世話してくれるのは檀家さんで、住職の友人、名鉄観光の太田さんです。
最低15人、できれば20人と言われましたが、三日間となるとなかなか集まらず、あちこち声をかけました。
檀家さんの親戚、知り合いの寺庭さん、友人、そして句碑祭りの参加者などが協力してくださって
やっと14名になり、予定通り出発することができました。

駿河一国参りは以前ほど盛んでないようで、札所のお寺でも「お詣り??」という感じのところが
ありましたが、秩父となると駿河一国よりはメジャーです。もう少し本格的な巡礼をと考えて
納め札を納めてくることとし、各自ろうそくとお線香も供えてくることにしました。また、巡礼の心得を
事前に配布して、札所へ着いた時の作法を確認しました。
私が参加者全員分の、ろうそくと線香を買っておきました。もらい火はいけないとのことなので
100円ライターを二人に一つ買いましたが、種火のついているところはほとんどなかったので、
けちらないで各自一つ買えば良かったです(^_^;)。

ちなみに、私は出かける前に用事が重なって忙しくなり、納め札に住所氏名を全部書く時間がなく
「あとは向こうで書こう」(^_^;)の見切り発車。

出発は朝5時、藤枝から乗る人は4時でした。
父と、友人で島田に住む伊東さんにはうちに泊まって貰いました。

地理に弱い私は、秩父までかなり時間がかかると思っていましたが、数年前にできた雁坂トンネルの
おかげでずいぶん近くなったそうです。埼玉県と山梨県の接している部分、その県境の峠を越えて
行きました。途中朝霧などでトイレ休憩をとりながら行ったのですが、朝早かったせいもあって
寒かったです。車内は寄せ集めメンバーだというのに、すっかりうち解けて盛り上がっています。
バスは中型33人乗りなので、みんな一人で二人分の席を占め、ゆったり。
私は夕べ4時間くらいしか寝てなかったので、道中寝ようと思ったのですが、せっかくの景色・・・
山梨では桃の花が咲き始めています・・・寝るのはもったいと言いつつ、うとうととしていたら
「さあ、そろそろ着きますよ。準備してください」の声。
9時半頃には最初にお詣りする法雲寺に着いてしまいました。
体は秩父でも、頭はまだ静岡県内にいるような、寝ぼけた気分です(-_-)。
私は昼過ぎに着くのかと思っていました (@_@;?)

   巡礼の旅のはじめの峠越え    鈴木とめ子

今回は俳句をたしなむお二人が同行したので、俳句入りの旅行記です。

一日目         3/31

@ 30番札所  瑞龍山法雲寺

 お詣りの順序は札所番号順ではありません。まずは埼玉県に入って一番最初の法雲寺から。
 
  

土曜とは言えまだ9時半、人っ子一人見えず、静かです。
まずは作法通りろうそくと線香に火をつけます。ライターの扱いに慣れてない人ばかりですし、
ろうそくはちょっと風が吹くと消えてしまいます。四苦八苦です。

A 29番札所 笹戸山長泉院

四季折々の花が美しい「花の寺」とのことでしたが、枝垂れ桜もまだはながちらほらでした。
コブシがきれいでしたけど。

   観音の秩父しだれざくらかな     辻 未知

 

B 28番札所 石龍山橋立堂

見上げるような岩壁の前に前に観音堂がたっています。希望者だけ鍾乳洞に入りました。
長さ130mほどで、はいつくばったり梯子段を上ったりけっこう大変です。

   観音の岩屋を守る蝮草     とめ子



店があって「うどん」などと書いてあります。ちょっと肌寒い感じなので、温かいものをと誘惑に
駆られましたが、まだまだ先は長いので先へ進みます。

C 26番札所 萬松山円融寺
 
D 27番札所 龍河山大淵寺

ちょっと上るとカタクリの群生地がありますが、
まだ全く咲いていませんでした。
もっと上ると関東三大観音の一つ、護国観音が
あります。私たち二人だけ上りました (^。^)v。
お孫さんたちとお弁当を食べている男性が
いらして、はいつくばるようにして観音様全景を
入れた写真を撮って下さいました。

ここまで上ると眼下に秩父市が見渡せます。

他の人たちはバスの中でお弁当。
私も遅ればせながら食べ始めると
SLの音が聞こえてきました。すぐそばが
秩父鉄道の線路なのですが、週末だけSLが
走るそうです。すわ、写真!!ともと鉄道マンの
父がバスから降りたのですが、遅かった(-_-)。

E 12番札所 佛道山野坂寺

 

重層楼門造りの山門が見事です。山門をくぐると蓮の鉢がずらっと並んでいました。
夏には花がみごとでしょう。お葬式の直後だったのか、本堂には人が大勢居たので
落ち着いてお詣りができませんでした。

 

「あっちむけホイ」みたいなお地蔵様がとってもかわいい!!
静岡の方言でしょうか「このお地蔵様、ちんぶりかえってるね」(ふくれっ面してるねという感じ)

F 18番札所  白道山神門寺


G 1番札所  誦経山四萬部寺

  

順不同でお詣りしてきましたが、いよいよ一番札所です。観音堂は赤が基調の凝った造りです。
また庫裏もこの古式ゆかしい造り!!

H 3番札所 岩本山常泉寺



  たれかれの菩提とむらう春の旅  とめ子

バスを降りてから畑の中の道を歩いていきますが、菜の花などが咲いていて
良い感じです。ただ、夕方になってきてちょっと寒くなり、寂しい感じもします。

風が吹いているのでろうそくに火をつけるのにまたまた四苦八苦です。 

  花冷えや母の輪袈裟の身に添うて   とめ子

I 2番札所 大棚山真福寺

真福寺は山の中腹にあるので、代わりに納経所の光明寺にお詣りしました。
ここで初めて団体のバスに出会いました。巡礼シーズンの春の土曜にしては、それほどお詣りの
人に出会いません。巡礼が雑誌などで取り上げられ、ツァーもあるのに実際にはそれほどでも
ないのでしょうか。この団体さんも、秩父札所のお寺の檀家さんだそうです。

J 4番札所 高谷山金昌寺 

 

   千体の仏の山の陽炎えり   とめ子

1000体の石仏が境内を埋め尽くすと言われる金昌寺です。

最大の失敗、「子育て観音」を見忘れました。
父を撮ったこの写真の右端に少し写っている
ので、そばまで行ったはずなのに。

もう4時近くです。さすがに疲れてきました。それと札所間が近いので次の札所のお詣りの
心の準備が間に合わないのです。3日間で34カ寺となると、次のお寺はどんな特徴があるかなどと
覚えきれません。
お詣りを終えるとバスに乗り、次の札所の御詠歌の稽古を一回。
そして近づくと経本・御詠歌・ろうそく・線香・お賽銭の準備。私の場合は父の分と二人分ですし
御詠歌のお道具もあります。そして一行のろうそくと線香の補充も・・・。
二度と来ることはないかも知れない、できるだけじっくり見てきたいと思いつつもなかなかそうも
いきません。

K 5番札所 小川山語歌堂

 

    御詠歌の調べ切々春深む     とめ子

通り沿いに仁王門とお堂があるだけなので、なんだか工事中のような妙な気持ちがします。

L 15番札所 母巣山少林寺

 

このすぐ後ろが秩父鉄道の線路です。こうして立っていると全くそんな感じがしないのですが。
桜がとてもきれいでした。
今日のお詣りはここで最後です。4時半を回って天気も怪しくなり寒くなりました。
市の中心部にあり近くにバスを止める場所がないため、お詣りが済んだあと運転手さんに連絡して
来て貰いましたが、待ってる間の寒いことo(>_<)o。

宿は秩父駅の向かい側のビジネスホテルです。旅館をとも思いましたが、なかなか人数も決まらなかったし
春の行楽シーズンの週末です。気楽な独り寝もいいかなとビジネスホテルにしました。
一人で心細い人は二人部屋にしましたが、おおむね好評でした。

さて、夕食は外へ出かけました。ホテルお薦めの料理屋さんだそうで、山菜の天ぷら、手打ちそばなど
とてもおいしかったです。

    春蘭を添へて秩父の宿の膳     未知



さてここで今夜のイベントです。今日3/31は章子さんの誕生日。本人には知らせてありませんでしたが
太田さんがケーキを買っておいてくれました。明かりを消してろうそくを立てて「ハッピーバースデイ」
\(^o^)/

昼間から「ろうそくはたくさんあるからね」と冗談を言っていましたが、まさかケーキが出てくるとは
思わず、章子さんも感激の風情。

料理屋さんの好意でケーキはきれいに16等分され、太田さんや運転手さんと共に楽しくいただき
ました。


一日目          4/1

昨日は朝晩けっこう冷えましたが、今日は暖かです。あとで聞いたところでは静岡では全国一気温が
高かったそうで、清水では31度を超えたとか。

M 13番札所  旗下山慈眼寺

 

見て下さい、青空、そして桜。工事中だったのがちょっと残念でしたが、最高の出だしです。
たいていのお寺には売店がありますが、ここは名前の通り「目のお寺、慈眼寺」なので、メグスリノキの
お茶を試飲させてくれ、お茶や飴も売っています。みんな、あれこれ買いました。私もメグスリノキのお茶と
飴を買いました。白い飴にひらがなで「め」と書いてあるのがおもしろかったので。

N 14番札所 長岳山今宮坊



住宅地の中に観音堂とお堂があるだけです。

   かばいつつ灯明まゐる木の芽寺      未知

O 16番札所 無量山西光寺

 

写真はなんと言ってもこの「酒樽大黒」の前でなくちゃ (^。^)v

   巡拝や訪ふさきざきの花に酔ひ     とめ子

 

花目当てのカメラマンもいて、境内はにぎやかです。

本堂は欄間の涅槃像が見事でした。また本堂の脇から回廊があって堂内には四国88カ所の
本尊様の模像が飾られていて、見どころの多いお寺でした。

P 17番札所 実正山定林寺

  

こういう風に回廊のついている形のお寺が多いです。
ここで初めて鐘をつきました。ご自由についてくださいというお寺は実際にはほとんど無いのです。

   のどけしや宝暦の世の鐘の音     未知

Q 11番札所 南石山常楽寺 

  
つちふるや武甲の山の哭くごとき  未知

R 10番札所 萬松山大慈寺

S 7番札所  青苔山法長寺

静岡ほどではないにしても、秩父でもだいぶ暑くなってきました。半袖になった人もいます。

(21) 6番札所  向陽山卜雲寺

(22) 8番札所  清泰山西善寺

ここでお昼ご飯です。良い天気だし、西善寺のまわりは畑で車もほとんど
通らないので、ピクニック気分で外でお弁当を食べることにしました。
と言っても外に出たのは半数ほどで、「やっぱりバスの中がいい」という人も半分。
日に焼けそうだけど、とにかくのどかで気持ちの良いところです。
駐車場にはたんぽぽがこんなにきれいに咲いていました。

このお寺は紅葉の大木とぼけ封じで有名だそうです。
外から見るとそんなに大きなお寺ではないのですが、門をくぐると意外に広いのに驚きました。
そして門から本堂まで下っていくのは珍しいと思います。とにかくお弁当を食べながら眺めた
感じと、実際に門をくぐった後の印象が全く違いました。

   
ぽっくりの肌着を買うて暖かし       未知



後ろが紅葉の大木。これが紅葉したらそれは見事でしょう。
紅葉の季節のみ拝観料をとるというのが何だかおもしろい感じ(^_^)。

(23)9番札所 明星山明智寺

六角形のお堂です。桜がきれいでした。

一坊の寂けさに咲く桜かな   とめ子



(24)24番札所 光智山法泉寺

 
鴬や百余の磴をひと息に  未知

まずは116段の石段を上らなくてはなりません。

(25)25番札所 岩谷山久昌寺

 

山門をくぐると観音堂があります。古いです。それにしてもどうしてこんなに
べたべたと名前のシールを貼るのでしょう。お堂がかわいそうな感じです。新しい建物では
貼り札禁止と書いてあるところもありますが、ほとんどのお寺が貼りたい放題です。

  
菜の花や若者と会ふ札所道    とめ子

今日は日曜のせいか、個人でお詣りをしている人を見かけました。自転車で回っていた
男性、あちこちで出会いました。私たちはバスですが、人数が多いので結局同じような
速度になるのですね。

(26)32番札所 般若山法性寺

さぁ、この法性寺と次の観音院が今日の山場です。

 

山門は鐘楼門、立派です。本堂を通り過ぎてから石段を上ると山の中腹に
観音堂があります。石段で父がつまづき、あわや (@_@;?)でした。
幸い、指や手首の傷だけで多少出血したものの足はどうもないようです。
カメラのレンズの蓋もしないまま首からぶら下げていたのですが、無傷でした。
前回、駿河一国参りの霊山寺の時と言い、観音様のご加護を実感しました。
あの転び方であの程度の怪我とカメラが無傷、信じられません。
傷バンを他の人からいただいて(私は持っていくつもりで忘れました)
応急手当をし、このまま上まで上りたいという父の希望に添って、なんとか
上りました。
ここは「秩父の苔寺」といわれるくらいだそうで、石段も苔むしていたので
滑ったのでしょう。


踏み減りの磴をきわめて春惜しむ   とめ子

 

お騒がせしましたが、揃って写真を撮りました。本堂がこんな風にはるか下に
見えます。しかし、よくこんな所にお堂を建てた物だと思います。

(27)31番札所 鷲窟山観音院

300段の階段が待ってます

 

上りには写真を撮る余裕もなかったので、上から眺めた石段になってしまいました。
石段に沿って句碑がたくさん立っているので、それを楽しみながら上りました。
この石段は法性寺と違って写真のように幅と高さが揃っているので上りやすいです。

今日の予定はここまでだったのですが、明日の天気が心配なので、もう一つ
お詣りすることにしました。遅くなるので、あらかじめ電話を入れておいて
菊水寺へ向かいます。

(28)33番札所 延命山菊水寺

5時を過ぎてしまいました。薄暗くなっています



観音堂の中の向拝部分が土間になっていますが、これは初めてでした。

お疲れ様でした。父の転んだのにはびっくりしましたが、他は順調にお詣りできました。
今夜も同じホテルです。食事はホテル向かいの秩父駅地場産センターでとりましたが
食事後お土産でも・・・と見に行ったところ、6時で店じまいとのこと。

秩父は温泉地でもあるので、せっかくだからと希望者で夕食後に出かけました。
疲れたと見えて、行ったのは太田さんを入れて7人だけ。
武甲温泉にタクシーで行きました。
「美肌湯(びじんゆ、静岡にある)」みたいだね(^_^;)

3日目

このホテルでは朝食は和食と洋食を選べます。昨日和食だったので私も今日は洋食(^_^)

今日は雨模様です。でも結局傘を差さずに済みましたけど。

(29)23番札所 松風山音楽寺

桜と眺望で有名というだけあって、秩父市街や山並みを見渡せます。朝早かったので他にお詣りの
人はいません。鳥のさえずりととりどりの花、さわやかな朝を過ごすことができました。

   鴬や札所見渡す音楽寺   とめ子

 

「音楽寺」だけあって、音楽に関するお願いごとがたくさん貼ってあります。
「ヒット祈願」「吹奏楽の県大会で優勝しますように」など・・・。
もちろん伊東さんと私も「芸道上達」を祈願 (^.^)ノ。

   傘いらぬ程のやさしさ芽木の雨      未知

上右の写真、視界は今ひとつ。

(30) 22番札所 華台山童子堂

  

車を降りて畑の中を歩いていくと「あ、きじ!!」。左の写真の中央付近に写っているはずですが
ちょっと無理かな?

  雉子の背の見えつ隠れつ札所道        未知

   

ここが一番印象に残っています。畑の中に茅葺きの仁王門とお堂だけ。
その仁王様がこの表情(^_^)。荒川の流木を使って木こりが作ったと言われるそうです。
ここで唯一「お接待」を体験しました。杓子菜の漬け物と梅干しをいただきました。

 堂守の菜漬けの美味し雉の声       とめ子

  剥落の仁王の眼さくら冷え         未知


(31) 21番札所 要光山観音寺

(32) 20番札所 法王山岩之上堂

  

  
秩父いま花の浄土となりいたり  とめ子

  

団体と出会いました。府中から来られたそうで中型バス2台、真言宗の方とお見受けしました。

(33) 19番札所 飛淵山龍石寺

(34) 34番札所 日沢山水潜寺

さぁ、結願のお寺です。バスは水潜寺まで川に沿って上っていきます。

 

先ずは参道の入り口で一枚。参道に三十三観音が並んでいます。

 

般若心経も御詠歌も、3日間の集中練習(笑)でずいぶん上達し、よく揃うようになりました。
お疲れ様でした。満願の感慨ひとしおで、おのずと笑みがこぼれます。

売店では若い和尚さんが相手をしてくださいました。ここまででも皆けっこういろいろ買ったようで
すが、結願寺となればまた記念品が欲しくなります。私は結願記念のキーホルダーと、亡母へ
お線香を買いました。みんながあれこれ言うので和尚さんは一人でてんやわんやです。
でも人里離れた場所ですから、こういう事もなくちゃ(^_-)☆ 。

   かたかごの花の声聞く膝降りて     未知

境内を散策していくと、畳一畳分くらいですが、
カタクリを植えてあり、きれいに咲いていました。


   巡拝を果たし札所の花の雲    とめ子

   花冷えや兜太句碑置く結願寺    未知

さて、昼食は長瀞のレストランです。

   

宝登山神社の参道にありましたが、桜が満開。

帰り道は当初の予定と異なり、また来たときの道を帰ることになりました。こっちの方が
時間的に楽だからです。バスに乗ってから雨が降り出しました。どうせ降られるだろうと
折りたたみでなく大きな傘を持ってきた人もいましたが、お陰様でお詣り中は傘を広げることも
なく助かりました。

 旅三日芽吹き急なる秩父道        未知



一昨日通った道ですが、昨日の気温の高さで一度に花が開いたようです。
甲府の町、笛吹川沿いの桜が見事でした。桃のピンクとともに目に焼き付いています。

途中なんどかトイレ休憩に寄った道の駅、降りる度にお土産を買い込んで、みんな大荷物です。
バスの中は行きと同じように和気あいあいとにぎやか、無事、静岡に帰り着きました。

企画したものの、人数集めに苦労しましたが、そんなことはすっかり忘れるほどの
秩父巡礼でした。本当に行ってよかったです。
ただ、団体旅行のため、奥の院への参拝などはできませんでした。
参拝を終えてバスへ戻るのはいつも私たちが最後でした。「お待たせしました」の連続(^_^;)。
そうそう俳句を作る方たちもそうでした。やっぱりしっかり観察しなくてはね。
高齢の父と一緒だったせいもありますが、私が少しでも余分に見てきたいと思ったので。

まだまだ他の巡礼に行きたいので秩父へまた来る機会があるかどうかわかりませんが、
全部徒歩とは言わないまでも、できればもっとじっくりお詣りしたいと思います。