姫路城、圓教寺参拝旅行          平成28年11月21〜22日

前回希望者が多かったので、今回もと定員いっぱいの26名で予算を組み、募集をかけました。
ところが日程的にうまくなかったのか、21名で足踏み・・・11/3のそらの道まつりまではそちらで
手一杯で、終わったら、と思っていたのですが、最後に4人一度のお申し込みがあり、私は安堵の胸をなで
おろしました。

郷島を6時半に出発、(7時になると通勤通学の人が通るので、バスが邪魔になってもと思い、早めの
出発にします)途中で何人か乗せて、予定通り、新東名を休憩をとりながら走りました。
新東名はまだまだすいています。インターもここから12分程度だし、本当にありがたいです。
トイレ休憩を度々とったのですが、子ども用のトイレがあまりにかわいかったので撮影しました。



  


御在所サービスエリアで昼食用のお弁当が配られました。まだ10時だったのですが、朝早かったので
みなさんすぐに食べ始めました(笑)。おいしいお弁当でした。

予定より早く、1時過ぎに姫路城到着、平日なのにさすがに人出の多いこと。
雨を心配しましたが、どうやら降られずに済みました。

  

駐車場から見て・・・お城までけっこうあるなあ(-_-)

      

頼んであったガイドさんにお目にかかり、メンバーを2班に分けました。
名鉄観光の方でガイドさんを2人頼んでくれてあったのですが、足の弱い人・高齢者の組と
それ以外の人に分かれて貰いました。2人とは考えてもみなかったのですが、正解でした。
さて、それぞれに、いざ入門!

  

いくつもの門をくぐります。どの門にも敵に攻め込まれないための工夫が凝らされています。
「仮に敵が数々の門をくぐり抜けてここまで来たとしても、ここで敵は・・・」とガイドさんがおっしゃると
「将棋倒しになります」、と最後の頃にはガイドさんの口癖が皆に移って、模範解答\(^o^)/

とても楽しいガイドさんの説明に、2時間もあっと言う間、最上階まで上りました。

  

紅葉がきれいですばらしい眺めでした。 右はそれぞれの時代のしゃちほこ。



売店でお土産を買った後、バスに戻り圓教寺へ向かいました。

  

圓教寺駐車場でバスを降り、ロープウェイに乗りました。薄暗くなってきましたが

すばらしい眺めです。姫路城は正面の山の陰に隠れて、ほとんど見えません。



ロープウェイを降りた後、宿所の圓教寺会館までは15分ほどの上りですが、バスをお願いして
ありました。この写真、左後方のバスです。ところが、バスの運行は4時半まで。私たちが着いたのは
(かろうじてロープウェイの終車には間に合いましたが)4:45頃、高齢者のために寺の車をお願いして
6人が乗車、大きい荷物も積んで貰って、残りの人たちは歩いて宿坊に向かいました。

山の中なので、外灯も少なく、だんだん暗くなり、そのうち真っ暗(-_-)

圓教寺会館に到着、女性は塔頭の妙光院なので、そちらへ・・・。
会館の方だと大部屋で、他の宿泊者も一緒かも知れないと言われたので、妙光院をお願いしたのですが
・・・5人ずつ、部屋割りも考えていきました・・・ところが着いてみると、布団がずらーっと並んで敷いてあります。
なにこれ (@_@;?)・・・私はびっくり。5人部屋ではなかったの?

部屋はコの字型になっており、両端は一応襖で仕切られていますが、長い部屋は10人くらいずらずらと・・・。
すかさず誰かが「修学旅行みたいでいいじゃん」、私はホッとしました。
自然に自分の寝るところを選んでくれ、文句の一つも出ない皆さんに私はこころから感謝した次第。
だから秘在寺の旅行は楽しいのです (^。^)v。

  

夕食は精進料理、お酒も出してくれるので、もちろん注文。
食後、法話をしていただきました。歯切れよい語り口、わかりやすい内容で、食後にもかかわらず
居眠りもしないで聞くことができました。
その後、入浴して、就寝。
翌日は6時半から朝のお勤めがあるので、6:10に宿坊の玄関に集合。

  

夕べの和尚さまが読経なさいましたが、私たち禅宗と違う手の動きに見とれました。
摩尼殿は下から見るとこんな風な舞台造りの建物です。つい先頃、鳥取地震がありましたが
揺れはしたものの、びくともしなかったそうです。



朝のお勤めの後、別の和尚さまが境内を案内して下さいました。時間がなかったので常行堂・食堂(じきどう)・大講堂の
3つのお堂の付近だけでしたけど。

朝食後、出発までの間に各自境内を見て回りましたが、私は玄関でもたもたせずにもっと早く動き回ればよかったと
後悔しています。と言うのも、奥の院に行きたかったのですが、地図を見て方向を勘違いしたこともあって
とうとう行けなかったからです。でも上記の時には閉まっていた3つのお堂も、この時間には開かれており、
特に食堂は宝物館になっていて、すばらしい仏像を見ることができました。

圓教寺を出発する時間になり、マイクロバスでロープウェイ山上駅へ。
明るくなったところで見ると、傾斜はきついし、狭いし、マイクロバスの運転もなかなか大変のようです。



参道にはたくさんの仏像がたっています。上りは真っ暗で何も見えず、帰りはバス。
やっぱり、できれば明るいうちにゆっくりと参道を歩いて上りたかったですね。
この観音様は本尊様と同じ、六臂如意輪観音像です。ご本尊は秘仏なので見ることはできません。

次の目的地、一乗寺まではバスでそれほどかかりません。

 

まずは集合写真、さて目の前にはこのように長い階段が・・・。
高齢の方は下で待っていることにして、三々五々上り始めました。

四季折々の花が美しいと御詠歌にも詠われている一乗寺、心臓のどきどきを聞きながら
やっとの思いで3つの長い階段を上りきると、ひときわ美しい紅葉がお出迎え。
 

本堂から三重の塔を眺めると見事な紅葉と相まって、階段上りの苦労も吹き飛びました。

  

御詠歌と般若心経などをお唱えしました。天井には花のように打ち付けられた納め札がいっぱい。

 今回は本当に紅葉がきれいでした。

さて、以上でお参りは終わりです。昼食は富久錦酒造のアンテナショップ「ふく蔵」で。



なかなか趣のある建物で、食事もこだわりの食材を使った料理、もちろん蔵出しされたばかりの
新酒もいただきました。きめ細かい酒かすたっぷりの粕汁、デザートのパウンドケーキもお酒の香りがしました。

またバスに戻り、休憩をとりながら帰路につき、無事に郷島到着。
今回もなんのトラブルもなく、笑い声あふれる旅でした。