駿河一国33観音巡拝その2

お天気が良いといいねと言っていた参加者の願いが届いたのか、
時折風が吹いたものの、穏やかな暖かい日でした。
今回は10ケ寺をお参りします。全部廻りきれるかなと心配したのですが
どっこい3時には万願寺のお参りを終えてしまいました。
そこで焼津魚センターへ寄りましたが、三時過ぎだというのに観光バスだけでも
10数台も止まっており、大にぎわいでした。

(島田)智満寺→慶寿寺→東光寺→(藤枝)清林寺→洞雲寺
  →清水寺→補陀洛寺→(岡部)梅林院→(藤枝)観音寺→万願寺

@ 三番札所 千葉山智満寺

   

今回は少し早く7時過ぎに郷島を出発しました。
さて、最初のお寺、智満寺に到着です。途中ずっと
山道を登ってきました。中型バスでなんとか登れる
のでありがたいです。歩くと1時間くらいかかるでしょうか?

さて見上げると急な階段、あらら (@_@;?)
かなり傾斜がきつく、石段の幅が狭いので靴がはみ出します。

  

 本堂                          徳川家康により造営されたという薬師堂

ご住職の説明のあと、お経・御詠歌を唱えました。
まだ朝早かったせいもあり、外に出ると清冽な
空気に身が引き締まる思いでした。
奥の院まで行きたかったのですが、往復で
1時間近くかかりそうなのでやめました。残念!!


A 十八番札所 祥雲山慶寿寺

→ まずは本堂にお参り

↓ 観音堂

   

慶寿寺は格式の高いお寺だそうですが、静岡の清水寺のご住職がここと霊山寺を兼務なさって
いるそうで、総代さん?が丁寧に説明してくださいました。

この石像は仁王像だそうです。仁王門の代わりなのですね。木像に比べてユーモラスな
感じがしました。右は今川範国・範氏・氏家三代と家臣の墓。

B 第二番札所 池澤山東光寺

ここが本堂だそうだが・・・。


C 第四番札所 広峰山清林寺

  

本堂。                         ご住職が丁寧に説明してくださいました。

  

近くに東海道新幹線が走り、周りには中外製薬や住友ベークライトなどの工場があるのに
しんと静かなのが印象的でした。きれいに整備されたお庭が美しく、松はみごとな枝ぶりでした。
右のお地蔵様は赤ちゃんを抱き、足元には幼児が二人まとわりついていて、それがとても
かわいかったです。

D 第五番札所 竜池山洞雲寺
    
 

 ちょうど法事の最中だったので本堂の外でお参り。


E 第一番札所  音羽山清水寺

がんばってなんと午前中に6ケ寺まわってしまいました。ここでお弁当です。

  

仁王門。わらじがたくさん奉納してあります。 テントが張ってあったり、お土産の団子売り場が
あったりなんだろう?と思ったら、二月第三土日月(つまり翌週)にダルマ市が立つそうで
その準備だったのですね。

  

観音堂

観音堂裏の西国三三カ所霊場の石仏 これはどうやらボケ封じの観音様らしいです。
足元にかわいい老人の像がいくつかあります。
こんな可愛い年寄りになりたいねと話ながらお参り

            


観音堂の中にはたくさんの絵馬が飾られていて、外には吹き流しと赤い旗がたくさんはためいて
いました。

さあここで記念写真 眼下にははるかに藤枝市内が・・・。


F 第七番札所 普門山補陀洛寺

バスを降りてから畑の中の道を歩きます。 こぢんまりしたお寺です。無住で、留守番の
女性が「よくいらっしゃいました」とみかんを
下さいました。


G 第八番札所 谷川山梅林院

立派な本堂ときれいな庭が印象的でした。
梅はもう少しすれば咲いていたのでしょうが
今年は寒さで開花が遅く残念でした。
谷川山は「やがわさん」と読むのだそうです。
観音堂 お経と御詠歌
観音様は厨子の中で見えませんが、両脇の
薬師如来と子安地蔵は木食上人の作。
この堂内にも絵馬が飾ってありました。
昔のお参り風景です。

H 第九番札所 普門山観音寺



I 第六番札所 村岡山万願寺


  

こぢんまりとしていますが凝った造りのお寺です。
補陀洛寺も観音寺も無住ですが、それぞれ留守番の人や、兼務住職がおられるのに比べ
この万願寺は全くの無住のようでうら淋しい感じがしました。
今日の予定はここ万願寺で終わりなので、最後に全員で一枚。

 隣の田中神社のとの間にこんな石像がありました。

ここもそうですが、今日お参りしたお寺には境内に神社のあるところが何軒かありました。
神仏混淆を実感。

第二回も無事終わり、お疲れ様でした。第三回は当初の予定を変更して一番東の熱海の
お寺からお参りします。