駿河一国33観音巡拝その4      2006.11.26


 C(富士宮)大悟庵→(蒲原)竜雲寺→(由比)大法寺→東海道広重美術館→(由比)最明寺
 →(興津)瑞雲寺→(静岡)平沢寺

前回は4月でした。農作業の忙しい夏はお休みして、秋になったので再開です。
風邪で2名が欠席、33名でまずは富士宮の大悟庵へ。
今日は天気は下り坂、午後から雨という予報でしたが、大悟庵に着くとぱらぱらと降ってきましたが
それだけでした。
寒いです。

@ 27番札所 大悟庵(富士宮)

 

                            観音堂の前でお経と御詠歌を唱えました。

 

左は観音堂、右はその内部です。扉は開いていなかったので、すき間から撮りました。
観音堂の左上に見える2本の塔に、大きな白布に描いた観音様をご開帳の時に
掲げるのではないかと思います。3回目に行った沼津の長谷寺でも同様でした。

 

境内にある倭文神社。しどり神社と読み、日本最古唯一の、織物・製紙の神である
健羽雷神を奉斎する神社であるという由緒書きがありました。
 
A26番札所 龍雲寺(蒲原)

  

臨済宗なので、奥様とは顔見知り。御詠歌をあげるのにちょっと緊張しました(^_^;)。

B25番札所 大法寺(由比)

  

高台にあり、目の前に海が見えてすばらしい眺めです。晴れていたら・・・。

  

今回は6ケ寺まわるだけで余裕があるので、由比本陣東海道広重美術館を見学しました。
左がその入り口で、右は由井正雪の生家です。
今までは時間と人数の関係でお昼はお弁当でしたが、今回はせっかくなので桜エビ定食を
食べました。みんなお土産を買い込んで楽しそう。

C 24番札所 最明寺(由比)

  

最明寺は左上の写真のように、大きな石でできた石垣が
印象的です。まるでお城の石垣のようです。
左は観音堂の中の十一面観音像。


D 23番札所 瑞雲院(興津)

今回は、龍雲寺・大法寺・最明寺そしてこの瑞雲院とずっと臨済宗のお寺です。
瑞雲院の奥様とは以前、本山の御詠歌の研修会で宿が同室でした。
最明寺を出たあと雨が降り始め、これは本降りになるかと思いましたが、幸い清見寺に着く頃には
上がりました。瑞雲院は清見寺のすぐ横です。

 

清見寺に行くにはこの階段を上るのですが、下は東海道線です。
山を背負ってたつ清見寺の目の前は線路、そして道路、海も目の前です。
清見寺はあとで見学させていただくことにして、まずは瑞雲院へ。

   

観音堂                          天井がすばらしい 

お茶とお菓子をいただきました。
おせんべいは瑞雲院の名前
入りです。

続いて清見寺にお邪魔しました。和尚さまが実にていねいに内部を案内してくださったので
皆さん大喜びでした。清見寺についてはホームページがありますので、詳しくはそちらをどうぞ。http://seikenji.com/index.html

  

真ん中の写真は血天井、右は畳敷きのトイレ。

 

お庭の一部・右は玉座のある部屋。
明治天皇や皇太子時代の大正天皇がおいでになり、海水浴に行かれたそうで、
清見寺を出るとその記念碑があります。

 庭には有名な五百羅漢像があります。

今日は6ヶ寺ですが、清見寺をゆっくり見学させていただいたので、予定時間より遅くなりました。
さていよいよ今日の最後です。

E 20番札所 平沢寺(静岡)

県立美術館の脇でバスを降り、平沢寺まで緩やかな坂道を2kmほど歩きます。

  

30分ほど歩いてやっと山門に着きました。くぐるとこの階段ですo(>_<)o。

 日が暮れないうちに記念写真を。

  

観音堂の少し下にあるこの建物、「なんだろう?」「工事の建物だよ」という声も聞かれましたが
行ってみたらペットの霊園でした。ペットのお骨と写真、愛用の品などがぎっしりと飾って
あります。家族の一員としてかわいがられていたのだろうと感じさせられる、それぞれの
空間でした。

 

上のお地蔵様の左側面です。  さてまた階段を下って帰ります。夕闇が迫ってきました。

今日は雨に降られずに済んだし、あちこちゆっくり見学もできたし良かったねえの声を聞いて
私も嬉しい一日でした。