簡単お菓子  平成25年1月〜12月
                                   

最近、自分の年齢のせいと、いろいろな「健康的な食生活についての本」を読んで、やはり
油脂と砂糖は減らすべきかなと考えています。暇を見て新しいメニューを開発していきたいと
思っていますが・・・あまり見る時間も無いのですが、インターネットのCookpadをみると
圧倒されますね。料理の世界も、昔と違ってプロアマ入り乱れてみたいな感じがします。

肉を食べよう、食べるなに始まって、「こういう風にすれば元気で長生きできる」という説は
百花繚乱、正反対の説もあって本当に迷います。私も揺れながらお菓子の作り方を、教えて
います。

12月

  

左はういろう生地を使った「柿」「冬ごもり」です。ういろう生地は大福の生地と、上新粉と白玉粉の割合を逆に
してあります。上新粉7割、白玉粉3割で、大福生地より固くてべたつかないので扱いは楽ですが、「柿」のように
丸くする場合、継ぎ目がくっつきにくいです。でも、多少見苦しくても底なので見えないから (^。^)v。
オレンジ色はかぼちゃのペーストを混ぜて色を出しました。
「冬ごもり」はういろう生地をのして四角に切り、白あんと干し柿の刻んだ物を混ぜた餡を包みました。

チーズ蒸しパンは、クリームチーズを練り込んであります。

11月
まつりのためにいただいた紫いもがたくさんあったのと、紫いも餡をいただいたので、予定の
メニューを変更して、今回は花園とスイートポテトを作りました。
  

ういろう生地をのばして切り、紫いも餡をくるみます。でも本当はいも餡でなく、こしあんの方が
あうとは思いますけどね。生地に紫いも・抹茶・かぼちゃをはさんで延ばします。
混ぜる量や位置によって模様の出方が異なるので、会員さんはあーだこーだと楽しそうに皮を
作っていました。

  

お芋の形に丸めると本当に薩摩芋のような感じになります。右は若いお母さんたちの作、
どんな形にしてもいいよと言ったらこの通り。くるみを載せたり、けしの実を振ったり
いろいろやってみました。

 

右が持ち帰りの一人分です。蒸して皮をむいた状態で紫いもを300gずつあげました。
この人は小さく作ったのでスイートポテトが11個もできたようです。

10月
 
最近数人の新入会員があったので、私にとって一番基本的なりんごケーキと、浮島を作りました。
10月のお菓子教室は最終週に実施して、そらの道まつりの販売品の手伝いを
お願いしています。今回はみそまんじゅうに使うさつまいも餡を丸めて貰いました。冷凍しておき
まつり当日の朝に有志に作って貰います。
今年は作業場が広くなったので1ボール12個できるのですが、それを15回やって貰いました。
従ってあんこは180個丸めたわけです。

りんごケーキはりんごの皮をむくのに時間がかかるので、まつりの時にはりんごの代わりに
パイナップル缶を使います。それで、今日もりんごケーキとパイナップルケーキと両方作りました。
ケーキとは名ばかり、材料を混ぜて天板に流して焼くだけですが、バターの代わりに油を使うので
(今回は紅花油)パウンドケーキよりあっさりしていて、ついついたくさん食べてしまいます。
まつりのことも気になったので、写真は撮り忘れ、前に写した物です。

  

  

浮島は、白あんのみ・粉末のお茶を入れたもの、こしあんと3種類作りました。
どちらも焼いたり蒸したりする時間は長いものの、あんを丸めたりする作業がないので
空き時間が多く、ゆっくりおしゃべりできました(^_^)


9月

8月は私の都合でお休みさせて貰いました。

かぼちゃまんじゅう、りんごかん、チョコブラマンジェを作りました。

  

左は以前作ったときの写真、右は今回です。
かぼちゃは冷凍を使いましたが、coopの冷凍かぼちゃは色よく味も良いです。
少しなら生を使いますが、最近また参加者が増えて30人を超え、必要なかぼちゃも正味5kg近く
なったので、生は私が下ごしらえしきれません。

餡は白あんとかぼちゃが半々なので、このおまんじゅうはあっさりした感じでおいしいです。

  

どちらも本来は型から抜いて写真を撮るべきですが、時間内ではうまく抜けそうになかったので
横着しました。チョコブラマンジェはココアの他にチョコレートも入れるのでおいしいです。
りんごかんはおろしりんごを寒天で固めた物、おろしりんごの食感がなかなか良いです。


7月

水まんじゅうとかぼちゃのプリンを作りました。
水まんじゅうは、3種類の甘納豆と塩漬けの桜の花などを餡の代わりに入れるよう提案したのですが
やはりオーソドックスなこしあんを入れた物の方が人気があるようです。

  


 

プリンの容器は各自に持ってきて貰いますが、すてきなココット型を持ってきた人が
いたので、それを撮影しました。これに生クリームとミントを飾ればすてきになるねとの声、
そうですね。

6月

水ようかんとくるみ餅を作りました。写真は今月も撮り忘れ。
くるみ餅は大福の皮の応用で、餡を入れずにくるみを混ぜ、味付けに醤油をちょっと加えて
丸めて黄な粉をまぶします。柚餅子に似た感じです。

水ようかんは白あんで作り缶詰の果物を入れました。
どちらも超簡単で、あっと言う間に作り終わり、「今日は早いね」とおしゃべりタイムに移行。


5月

きなこすはまとバナナケーキを作りました。

  

これは前回の写真です。体調不良とお盆準備で忙しく、お菓子教室も手抜き状態でした。
前回は普通の黄な粉だけでなく、うぐいすきな粉を用意してこのように2色のお団子を
作りましたが、今回は普通の黄な粉のみ。右の栗はけしの実を買ってあったので
今回も作りました。

久しぶりにこれをつくったのは、同じような作り方で「げんこつ」を紹介することが
あったとき、ちょっと甘いなと思ったからです。げんこつは黒糖とはちみつで黄な粉を練りますが
これは白玉粉の水溶きを加熱して糊状にしたものと砂糖で黄な粉を固めます。ですので
甘みを控えることができます。団子の方はグラニュー糖をまぶしましたが、味的にはまぶさなくても
十分だねという反応でした。黄な粉が余ったときに良いですね。

バナナケーキはバナナをつぶして混ぜ込んで焼くだけなので簡単。
お菓子教室に使っている部屋、茶頭寮(さずりょう)のオーブンを使うのは初めてでした。
事前に練習しておこうと思ったのに暇がなく、それなら当日みんなが来る前に天板1枚分を
焼いておこうと思ったのにそれもできず、ぶっつけ本番。

あれれ、スイッチが入らない??と慌てました。一回蓋を開けないとスイッチが入らない仕組みの
ようです。

新しい本堂はオール電化にしました。原発のことを考えると電気だけというのは不安もありますが
まずは安全第一を考え、旧庫裏にはプロパンの設備もあるので、停電時にはそちらを使えばいい
と思います。

  

お菓子教室のメンバーには「新しい機械にも慣れる練習をしよう」と言いました。
もちろん既にIHを使っている人もいますが・・・。
ビルトインオーブンですが、オーブンレンジになっているので、ボタンがたくさんあって
「なかなか面倒だね、先生」との声も (^^)ゞ。今までの電気オーブンは本当に単純、
温度と時間をジジジと回すだけでしたから。35年ほど使った代物です。
しかしIHではお湯を沸かすのは早いですね。ポットをいくつか買いましたが、こんなに早く沸くのでは
ポットはたくさんいらないねと思ったくらいです。



天板が広く、今まで使っていたものの5割増しくらいです。さて、どうしようか?と思いつつ
気持ちに余裕がなくて今までの分量で焼き「少し薄くなったけどごめんね」とあやまりました。
そしたら二日目のメンバーが「私はパウンドケーキ型を横に置いてやってるよ」との発言。
なるほどなるほど、こうしておいてクッキングシートを敷けばバッチリ (^。^)v。

生徒さんに教えられることも多いです。オーブン自体は中で風が回っているようで(音がします)
焼き色はきれいにつきました。

お菓子教室に使う部屋は他にも会議、着付けの練習などいろいろに使います。
部屋の名前を考えたのですが・・・給湯室・会議室・控え室・・・、どれもしっくりこないので
落慶法要の時に図面に書いた「茶頭寮(さずりょう)」と言ってますが、業界用語ですね(^_^;)。

ちなみに茶頭寮とは
 茶礼から 抹茶 菓子 お茶全般の世話係。。。。。まず客が来られたら お茶が出る。
 熱くもなく ぬるくもなく ほどよい加減で 客を迎え入れなければならない。
なのだそうです。

3月

3.4月は落慶法要のために休ませて貰うつもりでいましたが、2月に肺炎となり
ぶり返したりしてとうとうドタキャンの羽目になりました。どうしようかと思いましたが
冷蔵庫の中にクリームチーズが17個も入っていて場所をとるし、道明寺粉もどっさり
買ってあります。チーズの賞味期限も気になるので、3月に2月の代わりをやることに
しました。

  

カスタードクリームの中にクリームチーズを混ぜ込んだ、チーズケーキです。
台は全粒粉+薄力粉、メープルシロップ、サラダ油をで作りました。バターと砕いたグラハムクラッカーで
作る方法もありますが、今回はちょっとヘルシーに。

  

道明寺粉を使って桜もちと椿もちを作りました。椿もちには砂糖漬けの柚子を
混ぜ込んであります。

1月

「コーヒー大福」と「ゆずの月」、コーヒー大福は大福の中で一番人気があるので
面倒だけどやってあげたい、時期は厳寒期、そうだ、ゆずがある時に「ゆずの月」を
と深く考えずに組んだ二種ですが、どちらも手のかかるもので、ちょっと失敗。
それでも月曜の反省を生かして、翌日からは制限時間内になんとかおさまりました。