簡単お菓子  平成19年1月〜12月

                                   

平成19年12月 定例

例年、クリスマスのケーキを作るのですが、そろそろ卒業・・・つまり、もう自分で作れるので
はないか?作れない人は台を買えばいいし、それでもできない人は買ったら?とまぁ
普段世話焼きすぎが私もちょっと方針を変えました。それと、原料不足で、バターが品薄です。
一般消費者向けのものは普通に売っていますが、業務用は「いつ入荷するかわかりません」
状態のようです。秋の頃からそんな状態でしたから、もしかして生クリームも品薄になるかも
と思い、それもあってケーキはやめました。

今回は秋の和菓子2種と、シュークリームです。ケーキを作らなかった代わりに
せめてもシュークリームでもお持ち帰りいただこうと・・・。

シュークリームは、冷えないとクリームを詰められません。ですから、まずは一回分私が
作っておいて、あとは順に次のグループの分を作る形にしました。
久しぶりに作ったら、分量を間違えてしまった (/・_・\)。
パウンドケーキのバター100gが頭にあって、50gでいいのに100g入れてしまい、
ばかにゆるいなぁ・・・、慌てて小麦粉を足して倍の量でやりましたが、ダメでした。
全然ふくらまず、ぺちゃんこのまま。
それでもむりやりクリームを詰めて、試食用に提供。「味はシュークリームだよ、おいしいよ」の
みんなの言葉、相変わらずいいかげんな講師です。

その後は順調。材料をきちんと量り、自分のオーブンの癖を研究して、温度と時間を
マスターすればまず失敗はありません、なんて偉そうに言えたものではありませんが(^_^;)。

和菓子の方は、「柿」と「冬ごもり」を作りました。写真は18年の最初の頃に載っています。
冬ごもりには、白あんに干し柿を刻んで混ぜて使います。その干し柿のへたを取っておいて
「柿」に使います。ところが、30数人分で、ひとりあたり3つとなると、とても足りないので
ふと思いついて、テーブルに転がっていたみかんのへたをつけてみました。

葉付きのみかんがあったのでつけてみました。
どうです?なかなかいいでしょう?
葉が無くてもへただけで十分みかんらしくなります。
餡は白あん、皮の材料は上新粉+白玉粉、とても
扱いやすい固さです。色はかぼちゃの裏ごしを混ぜて
つけました。


平成19年11月 定例

今月は浮島とヨーグルトポムポム。
浮島は今年の1月にやっています。(なのにまた今月やってしまった(^_^;))
ヨーグルトポムポムは、お得意のりんごケーキと似ていますが、ヨーグルトをタネに
混ぜるのでコクがあります。写真は撮り忘れ。


平成19年10月  定例

 今月はくるみ大福とかぼちゃのパウンドケーキです。バナナがあったので、ついでに
バナナ入りのパウンドケーキも作りました。
 くるみ大福は9月に試作した下記の物を早速紹介しました。


平成19年9月 定例

 今月は「くるみパン」と「みそあんもち」です。後者は何か良い名前は無いかなと思ったのですが
ひらめかないのでそのまま(^_^;)。ダサイです。5月に作ったよもぎ餅の応用で、あんを味噌味に
しました。

薄力粉とベーキングパウダー・重曹を使った簡単なパンです。
新聞に載っていたので、時々作っていました。ある教室の日
テーブルに載っていたこれを見た人が「何それ?」「食べてみる?」
「うん、おいしいから作り方教えて」というわけで今月実施。
ヨーグルトと水の中に粉類を入れ、くるみを混ぜてオーブンで焼くだけ。
この簡単さは貴重です。ちなみに、私は先日くるみを入れずに作り、
一日おいてからフードプロセッサーで砕いてパン粉を作りました。
みそあんもちですが、これは少し残っていた紫いもの裏ごしを混ぜて
色を付けました。かぼちゃを入れたのは、ほんのり黄色っぽくなって
かわいい感じでした。よもぎ餅の時より小ぶりにしようと思い、
同じ材料で16個作りました。皮の材料は上新粉と白玉粉・砂糖です。
これはくるみ大福で、23日のそらの道まつり準備委員会に来て下さった
方たちにお出ししました。いつもの大福の皮に、醤油と刻みくるみを
混ぜてあります。こんな感じの大福をいただいたことがあったので
作ってみました。またいつか教室で紹介するつもりです。


お菓子教室での会話です。「あれからういろうを何回も作ったよ」「コーヒーが一番おいしいね」
「何かちょっと食べたいときにいいねえ」。紹介した立場としてはこういう言葉が一番嬉しいです。

平成19年8月 定例

「かぼちゃのプリン」と「ういろう」を作りました。
「ういろう」は自分で作ったときに写真を撮ったと思いこんでいたのですが、なかったのです(-_-)。
簡単ですからそのうち作って、撮りましょう。

今回はあんを丸めたりする作業がなかったので、楽でした。1時間も経たないうちに、作業は終わり
あとは「プリンの焼けるのを待つだけ」。ところが私は準備に時間がかかったのです。これは計算外(-_-)。
開催日が近づくと準備をします。材料の手配と当日の段取りです。田舎に住んでいるので、わざわざ
買い物に出かけるのは何としても避けたくて、早めに準備します。

当日、1時間半の中で作り終えるにはそれなりに作業の手順を考えなくてはなりません。
冷やさないと切り分けられない物は、最初に私が作っておいてあとは順送りにします。
つまり作った物を翌日の人に持って帰って貰うのです。(パイなど)

今回、その「冷やさないと・・・」はういろうです。この暑い時期、翌日回しにするのは恐いので
結局、毎日私が事前に作る羽目になりました。(夜のグループはたぶん家族の方が翌日食べる
ことになるので二日後はやっぱり心配)
「ういろうまがいだよ」と皆には言っておきましたが、材料を混ぜて電子レンジで3分間×2回加熱なので
手間はかかりません。でも、使う容器が二つしかありません。材料費が安いだけに、なるべくたくさん
持ち帰りをと思い、一人容器一つ分としました。となると6人の場合、6つ作らねば。
2つは作り方を教えるために本番で作ります。残り4つですが、冷めないと型から抜けないので、
一度に作れるのは2つです。のんびりしてると「あ、冷やす時間が・・・」 (@_@;?)。

コーヒー・抹茶・ココア・黒砂糖と4つの味を作りました。
やっぱり芯まで冷えてないのか、うまく抜けずに見た目の悪くなった物もあり、ごめんなさいですm(_ _)m。
底にクッキングシートを敷くとうまく抜けますが、紙のしわがうつって、型から抜いたとき見た目が今ひとつ。
最善の方法をまた研究してみます。しかし、6グループも作り続けたので、正直なところ、しばらくういろうは
作りたくないです(^_^;)。

かぼちゃはいただいた大きな物と、うちで採れた物を使いましたが、どちらも水っぽくて残念でした。
でもそのため、裏ごしは楽だったし、プリンになれば、それを感じさせない味でした。
まだ畑になってるけど、これはじっくり熟させてから採ることにしましょう。
亡姑が言った言葉「じっさとかぼちゃはひねたが良い」を思い出しました。

お菓子とは関係ありませんが、俵峰から来る人たちが珍しい野菜を持ってきてくれました。

  

左は「金時草」裏側が紫色がかった青菜です。中国菜かと思ったらそうではなく、加賀伝統野菜の一つ
だそうです。ゆでるとぬめりが出ますが、食感はしゃきっとしています。臭みもなく、いかにも鉄分が
豊富そう・・・と言ったのは友だちです。
右は「へびうり」長さのわかるものを一緒に写せば良かったです。長いですよ。炒めて食べてもおいしい
とのことですが、まだ食べていません。台所に置いておくと、見かけた人が「何、あれ?」と
素っ頓狂な声を上げます(笑)。

かぼちゃも事前に届けてくれました。そうそう、去年いただいたかぼちゃ、黄色が鮮やかでほくほくしていて
かぼちゃ餡に最高でした。雪化粧かぼちゃか白爵かぼちゃかな?「来年も作ってね」と頼んだら、
苗を下さったのでうちでも植えたのです。一つ大きくなっていたので採ったのですが水っぽかったのは
早すぎたのかな。このかぼちゃ、とにかく皮がとても固かったのを覚えていますが、今回のはそうでも
なかったので、やっぱり未熟だったかも。


平成19年7月 定例

今回は「かるかん」と「かぼちゃのクッキー」です。
暑い季節にはあんこものはちょっと・・・と言うことでかるかんを、またかぼちゃの季節を迎えて
クッキーを作りました。

かぼちゃのクッキー 紫いも かるかん

紫いもの裏ごしを冷凍してあったので、かぼちゃの代わりに入れてみました。まるでソーセージ(笑)。
おからクッキーと同じように、巻き簀を使って筒型に形作り、冷蔵庫のチルドに入れて固くしてから
輪切りにして焼きます。
かるかんはもう何度か作ったので、今回は抹茶を使ってマーブル模様にしてみました。
なかなか良いでしょ?

平成19年6月 定例

前回使ったよもぎが余っているので、よもぎまんじゅうを作ることにしました。
ここより奥、平野の「真富士の里」では手作りよもぎまんじゅうを売っています。大きくてまんじゅうという
より蒸しパンに近い食感ですが、人気商品です。
試作してみたところ、よもぎの繊維がはっきり見えて、「真富士の里」のようにきれいな緑色にはなり
ません。でもすり鉢であたるのも面倒なので、フードプロセッサでできるだけ細かくなるようにしました。
結果はこの通り。実際にはもう少しきれいな緑色です。素人が作るにはまずまずではないかと思います。
真ん中は茶まんじゅう。皮に抹茶を入れてみました。

きなこあめ(げんこつ)は黒砂糖・はちみつ・きな粉が材料のヘルシーお菓子です。

よもぎまんじゅう 茶まんじゅう きなこあめ


平成19年5月 定例

よもぎもちとパウンドケーキです。

こんなかたちにしようかと
思ったのですが・・。
なかなかかっこうよく
作れないから丸めて 
しまおう
基本のパウンドケーキです。
中にはくるみを刻んで
入れました。

柏餅と同じ感じのお餅です。最初は上新粉だけで作ってみましたが、結局上新粉の1/4量を
白玉粉に置き換え、砂糖を少し入れました。この方がやわらかくてつやもありおいしそうだったのです。

近所の方が、井川へよもぎを摘みに行くというので、おねだりしました。
スーパーの袋にいっぱい下さったので、下処理には時間がかかりましたが、こんなにきれいな
よもぎ餅ができたので、苦労も吹き飛びました。
よもぎは重曹を入れてゆでてから、一晩水にさらし、ごみを除けてしぼり、包丁で刻みました。
よもぎは繊維がきついので切るのも大変です。その状態で冷凍。

よもぎをすり鉢でするようにと、よく書いてありますが、それも面倒なので
少し溶けた状態でフードプロセッサーにかけました。溶けてしまうと、繊維が絡まって
うまくこなれないのではないかと思ったのです。今回この方法でうまくいきました。

左のような形をつくろうとしてうまくできなかったら、そのまま丸めてしまいます。
きな粉を全面にまぶした人、茶巾のように絞って口を閉じてしまった人、のぞいているあんこにきなこを
パラパラとかけた人など、それぞれに楽しんでいました。

平成19年4月 定例

八つ橋とおからクッキーです。

  

八つ橋と言っても生八つ橋です。以前にも作ったのですが、その時には餅粉と上用粉を使いました。
けれどもいつでも気軽に作るためには、より手に入りやすい材料をと思い、今回は白玉粉と上新粉を
使いました。以前、「春霞」「青梅」などを作った時と同じ材料です。正直に言えば「八つ橋まがい」(^_^;)。

今回は「さくら八つ橋」と名づけて、春バージョンです。塩漬けの桜の葉を塩出しして、みじん切りにし
白あんに混ぜました。それを間にはさみ、桜の花も一緒にはさみました。外からは見えませんが
食べれば、春の味。塩抜きはしましたが、それでも残った塩気と香りがなかなかgood(^_^)。

それから皮ののばし方ですが、我ながらよいアイデアが閃きました。
この辺の人が餅をつくとき、ビニールに入れてのすと聞きました。ふとそれを思い出し応用。
ビニール袋にきな粉を少し入れ、八つ橋の材料の半量を入れて、またきな粉を上からふり、
とりあえずきな粉をまぶします。

それをのし棒で袋いっぱいの大きさにまで薄くのばします。そして、袋を切って、クッキングシートの
上にあけ、包丁で6等分します。袋を再利用しようと思いましたが、この薄さの状態で袋から出すのは
難しいです。やっぱり鋏で切って、えいっとあけなくては。

おからクッキーは何度も試作してやっと納得できるレシピができました。

平成19年3月 定例

毎月和菓子と洋菓子を組み合わせているのですが、今月は季節の和菓子として
桜もち・うぐいすもち・白梅を作りました。

桜もち 白梅 今回の持ち帰り一人分

桜もちは道明寺粉で作りました。染めは黒米をゆでた汁を使用。最初に道明寺粉を熱湯でふやかすので
すが、この時の熱湯の一部を黒米の煮汁を使いました。味に影響がない程度、酢を入れると鮮やかに
なりました。
白梅は前にも作ったのですが、大福の応用で中は白あん、ゆで卵黄の裏ごしで花芯にします。
うぐいす餅のきな粉は、以前砂糖入りの青きな粉をたくさんいただいたので、それを使いました。
ただ、砂糖入りなので、うまくまぶさらないのと、時間が経つと湿気を吸ってしまいます。
やはり砂糖無しの方が上手にできます。

今回紙カップに色つきの物を用意しました。最近はお弁当用にカラーや模様付きの物が売られています。
白梅を緑のカップに入れたらとても素敵でした。

次回はみんなから希望の出ているおからクッキーを紹介しようと、何回か試作しています。
今回のお菓子教室で、試食して貰ったらなんとかいけそうなので、来月やってみようと思います。
その前にもう一度作ってみなくては。
その他にも、かぼちゃの裏ごしを入れたかぼちゃクッキーや紫いもクッキーを作ってみました。
かぼちゃクッキーは、私はそんなでもないと思うのに好評でした。
紫いもはできあがりがまるでソーセージ(笑)。でもおいしかったです。ただ、どちらも混ぜるかぼちゃや
さつまいもの水分含量で固さが変わってくるので、分量を特定するのがちょっと面倒そう。

前にもおからクッキーを試食して貰ったのですが今回「あしたさん、進化したねえ」(笑)。
つまり以前のは「おいしい」と言ってくれた割りには、おいしくなかったわけ(爆)。
自分でもそう思うけど(笑)。

平成19年2月 定例

今月はバレンタインデーがあるのでチョコレートを使ったお菓子をという希望があったので
努力してみましたが(^_^;)、なにしろ家庭で簡単にできるお菓子が専門で、私自身が正式に習いに
いったわけでもないので、ちょっとつらいです(^_^)。でも本やらネットで探してなんとか作りました。

ナッツがたくさん入ったクッキーを作り
溶かしたチョコレートをくぐらせました。
右はいたずらで、顔のようにチョコレートを
落としたもの。添えてあるのはナッツの
チョコかけ。

このクッキーはネットで見つけたのですが、チョコをかけるためか甘さ控えめで、さくさくしており
好評でした。ナッツはアーモンド・カシューナッツ・くるみ・かぼちゃの種が入っています。
チョコレートを溶かして、好きなナッツを数粒まぜて固めたのが一番右。
ナッツは丸のまま・刻むなど好きなようにし、シリアルを混ぜたり、上にのせたり、またアラザンや
カラースプレーを散らしたりと、いろいろ楽しんで貰いました。

もうここではお馴染みの
黄身しぐれ。
左は皮を作る時、白あんに
紫いもの裏ごしを混ぜたもの。
あんは白あんとかぼちゃの裏
ごしを混ぜたもの。

右の二つのうち、左側は同じような色に見えますが、こしあんで皮を作りました。
右は白あんに抹茶で色を付けたものをくるんであります。写真では黒っぽく見えてなんの変哲もない
黄身しぐれみたいですが、緑色がのぞいて、春らしく良い感じでした。


平成19年1月 定例

今月は2品とも以前作ったことのある「浮島」と「チョコまん」です。

 浮島は色の違う材料で二段にしてあったりしますが、面倒なので一色で何回も作りました。
抹茶を入れた二番目は実際にはもう少し色が緑色でした。お茶の味がしておいしいです。
こしあんで作るとグレーになって、これはこれでまたいいもの。浮島というと「なんだったっけ?」と
会員さんに言われますがしっとりした和風カステラですね。

ゆずの皮入り 抹茶 こしあん 白あん