季節を楽しむ会

毎月 第二水曜日 1時から

秘在寺そらの道まつりでは、お茶席を設けます。以前はお茶の先生に来ていただき、すべてお任せでした。でも正式な席でなくても良いから自分たちの手でお茶を点ててみようと、檀家さんとお茶の稽古を始めました。「身の回りの花を飾り、手作りお菓子でお茶を楽しむ」という会です。

茶花
目標達成

まだまだ上手には生けられませんが「今日はどのお花を生けようか」と考えるのも楽しみです。今まで畑の雑草としか見ていなかった花がこんなにかわいかったとは・・・など見る目が変わりました。

平成22年が明けた現在、メンバーは11名となりました。21年のそらの道まつり
ではこのメンバーだけでお点前をしました。一時はメンバーが減ってどうなるこ
とかと思いましたが、檀家さん以外のメンバーも増え、月一回の柴屋寺さんで
の稽古の他、ときどき秘在寺で「お茶会ごっこ」をしています。4月花まつりの時
に、花御堂にお参りして下さる方に抹茶の接待をしたり、着物の着付けを稽古
したり、楽しく活動しています。
ただ一つ本当に残念なことは、初期からのメンバーであり、まつりの時には
メンバーに着物を着せ、裏方を仕切ってくれた松本文代さんが21年11月に
突然亡くなってしまったことです。、まつりの前日、当日共に一日手伝ってく
れました。
まさに私の片腕だった彼女の働き無しにはこの活動もこんな風にまで発展しな
かったことと思います。心から感謝するとともに、彼女をずっと忘れずに
活動していくつもりです。

床の間でなく背景が障子というのが、なんとも格好がつかないのですが・・・。
↓こんな感じで、みなで生けたあと、批評していただくのです。

目標

14年10月から活動を始めました。月一回であり、また農家の方も多いため昼間の稽古には参加できないことも多いのでなかなか覚えられません。でもゆっくりじっくり学ぼうと、とりあえずの目標を、今年11月のそらの道まつりで、お手前を披露することに決めました。盆手前です。

つぶやき

若い頃、お茶を習いましたが、すぐ挫折しました。私の性格には合わないと思ったのです。
その私がこうしてお茶の稽古が楽しくなったのですから、年を取るのも悪くはありません。お茶の稽古に充分な時間が取れないのが残念ですが、私自身もゆっくりじっくり学んでいきたいと思います。
子どもの頃、太閤記を読みましたが、その中の最後の方で、「北野大茶会」の話が出てきます。関白秀吉のふれの中で「持ってくる道具は、それぞれ、有り合わせでよい。茶道具のない者は、飯釜、湯飲み茶碗でかまわぬ。茶のない者は、麦こがしでよい」とあったのが、非常に印象的で未だに覚えています。正直なところ、茶道に興味を持っていても、いざ習うとなると一歩を踏み出せないものです。でも私たちなりにお茶の世界を垣間見て季節を楽しみ、おもてなしの心を学んで心豊かに生きていきたいと思います。

平成16年度第7回そらのみちまつりで、盆点前を披露できました。次の目標は
風炉点前です。

今は