その11    平成17年5月3日〜4日


88  大窪寺 

 昨日来た道を戻り県道3号線に出る(この間約6km)。右折して約10kmで国道377号線の信号に出る。
約4kmで左側に大窪寺がある。国道に沿っていて解りやすい。
 結願の寺、大窪寺は徳島県に近い静かな山あいにある。寶杖堂には巡拝を終えた遍路が奉納したおび
ただしい数の金剛杖が立て掛けられている。縁起によると、行基が草庵を建て、後に唐から帰朝した弘法
大師が奥の院となっている胎蔵ケ峰の岩窟で求聞持法の秘法を修め、大きな窪のそばに堂宇を建て、薬
恵果阿じゃ梨から授かった三国伝来の錫杖を納めて結願寺と定めたと伝える。

  

  



13 大日寺 

 予定は国道377号線から国道183号線予定だったが、カ−ナビにたよったせいか大窪寺から2kmで
県道3号線(左折)に入り徳島県に入って県道150号線になり、道が狭くて途中中型トラックに出会って
バックしなければならない羽目になった。(この間約12km)。やっと信号機で国道183号線に出る。
左折して南進して約5kmで徳島道の脇町ICに出る。徳島道に入り41kmで土成ICで降り左折して
約6.5kmで国道192号線約9kmで石井の信号を右折、県道20号線に出る約30kmで左折約2kmで
右折鮎食川を渡り2kmで左側に大日寺がある。
 鮎食川のほとり立つ古刹。弘法大師が大師ケ森で護摩修法をしていると、空中に大日如来が現れ、一宇
建立のお告げを受けたため、大日如来の姿を刻んで本尊とし寺名もこれにちなんだ。後に一宮神社の別当
明治の神仏分離により一宮神社に納められていた十一面観世音菩薩がこの寺に移され、以後これを本尊
とする。

  

14 常楽寺 

大日寺をでて県道21号線を左折し、約0.8kmで信号を左折、次の信号で左折鮎食川を渡り約1kmで
取り付け道路に入りすぐ左側に常楽寺がある。
 本尊は釈迦入滅後56億7000万年後に、この世に現れ衆生を救済するといわれている弥勒菩薩で、四国
霊場のなかで唯一の未来仏だ。弘法大師がこの地で修行をしていると、弥勒菩薩が多くの菩薩とともに現
れ説法をおこなったため、大師がその姿を霊木に刻み、堂宇を建立し本尊とした。伽藍は大師の弟子であ
る真然僧正、祈親法師らよって建立された。

  



15  国分寺 

 常楽寺を出て左折し約0.7kmで左側に国分寺がある。
 8世紀初め、聖武天皇の命で全国に建立された国分寺の一つで天皇の勅命を受けた行基が開祖。
当時は鎮護国家の祈願所として七重塔を備えた大伽藍だったが、天正2年(1573〜92)長宗我部の
兵火により堂塔は焼失。その後、寛保元年(1741)に阿波藩の命で吼山養師和尚により再建されたときに
曹洞宗寺院となる。

  


16 観音寺 

 国分寺をでて左折し0.3kmで右折、約0.2km往って左折し北進し約0.8kmで右側に観音寺がある。
 左右に寄進者の名刻んだ石柱が並ぶ山門をくぐると目の前に本堂があり、その右手に大師堂が立つ
小さな寺。縁起によれば聖武天皇が勅願により開基されたと伝える。その後、弘仁7年(816)、弘法大師が
この地を訪れ、等身大の千手観世音菩薩像を刻んで本尊とし、さらに鎮護国家のために毘沙門天と、悪魔
降伏の意を込めて不動明王を刻み、脇侍として安置したといわれる。

  
17 井戸寺 

 観音寺をでて国分寺より来た道にでて右折し0.3kmで国道192号線に出る。左折して0.2kmでJR国府駅
前に出る。右折して約0.7kmで゙左折して約1.2kmで右側に井戸寺がある。
 中央の薬師仏をはさんで左右に3体ずつ、合わせて七体の七仏薬師如来を本尊にしている全国でも珍し
い寺。もとはは妙照寺とよばれ、天武天皇の勅願道場として開基した歴史を持つ。弘法大師が訪れ刻んだ
という、カヤの1本造の6尺余り(約1m90cm)の十一面観音菩薩などが安置されている。水不足に苦労
する村人を哀れみ、大師が錫杖で一夜のうちに掘ったという伝説の「面影の井戸」があり、水に映った
自身の姿を石に刻んだ日限大師も祭られている。

  



ワシントンホテルプラザ 

 井戸寺を出て県道30号線に出る。右折して(信号あり)東進し約5kmで右折、JR線徳島駅の西側を通り、
約1kmで右側にホテルがある。最初来たときとまったが、ビジネスホテルである。夕食も下の1Fにあり、
約1、200円であった。朝飯は1、000円である。この前来たときと反対の帰りである。

静岡に帰る。 

徳島道のICをカ−ナビで調べて高速に乗る。徳島に高速道路が来ているとばかり、思いこんでいたから
上坂あたりまで行きこれではいけないと思い、土成で折り返し徳島で降りる。国道を鳴門ICに向う。
淡路島を通り抜け途中淡路SAで一服したが、駐車場は結構車が入っていた。写真を撮り神戸西ICより
高速道路に入り、三木JCTで山陽道に入り、神戸JCTより中国自動車道に入る。茨木JCTより名神高速
道路に入り、多賀SAで一服し(20分くらい)、再度高速で上郷で予備のガソリンを(18L)入れ
自宅まで帰る。(5時頃)

  

  

  

  

   



あとがき

 平成16年に思い立って四国88ヶ所霊場巡りにいってみようと思い、さて、観光バスで回るか、
タクシ−で回るか思い悩んだ末、軽4で回れば自由が利くし、それにはカ−ナビが、どうしても必要だと
思い,2月頃買って1日がかりで付けたけれど、自由に使いこなすのに勉強が必要だ。80才を越えてかから
覚えるのは大変な努力が必要になる。日曜のたびに勉強をして何とか間に合うようになった。但し今のは
良く出来ているから最後には目的地にいくが、間違って、曲がる所を通り過ぎると、その方向から次の
案内が始まるから、できるならバックして今来た方向を消してもう一度指示しなおした方が利口のような
気がする。
もう一つ、お寺の住所は入力してあるが、駐車場が入れてないので、それで悩むことが何回もあった。
最近のカ−ナビはどの車種にも間に合う様に出来ていて普通車用にできているから、軽しか通れない
道は通行不能と見て、遠くを回っていくような仕組みになっていることもあるので、その辺も覚悟でいかねば
ならない。高速道路は100km/時間で走れるから(80才にしては走り過ぎかな)、それでも2回目の帰り
には1日で帰らなければならないので、余り遅くなると困るから、日がくれないうちに帰りたいと思い急いで
帰った。なんとか5時頃、帰ることが出来た。

 宿は初めJTBの旅行券があったので、頼むことにした。予め時間を参詣時間を20分とし、高速道路を
80km/h、国道(高速)50km/h、国道、県道20km/h、取り付け道路15km/hで地図の上で計測して
各お寺間を測定して時間を決めた。それで多少遠回りしても時間的にある程度余裕を持っていけた。
時には2回目の2日目のように早い到着なってしまう場合もあった。お蔭で大州城と鵜飼が見られた。
3日目は一つ余分に横峰寺までいけたようなこともあった

 藤井寺から焼山寺へ行くのに、取り付け道路を出て右折し県道21号線にを南下して県道20号線に出れば
1時間程節約出来たと思う(この道は通れないかも)カ−ナビに頼った仕儀かも知れない。
 2回目の帰りには多賀あたりで給油しなければと思っていたが、まだあるなと思い、養老あたりで入れれ
ばいいと思いつつ養老を越してしまった。名古屋あたりからハラハラドキドキしながら、上郷まで来た
恐らく後空になっていたと思う。予備を持って乗るべきだ痛感した。ポリの容器しかなかったので入れよう
と思ったらスタンドで断られた、次の時には金属製のものを持っていった。

 いたって取りとめの無いことを列記したが取りまとめると、この様になる。あと自動車での遠乗りは
この辺でやめようと思う。良く事故も起こさず行ってきたものと思う。

 お寺の由来その他は”るるぶ情報版 四国88ヶ所 2005.3.1.発行”のものを参照した。