四国八十八カ所お遍路の旅 その1のB


番外 鯖大師

運転手さんが、ここの御住職はがんばってますよ、とおっしゃっていたけど、なるほど
境内は充実しています。

  まずは集合写真を。

鯖大師の名の由来については、HPもあるので↓でどうぞ。

http://www.sabadaishihonbou.jp/index.html

以下、鯖大師本坊のHPからですが

本堂東の山腹をくりぬいてつくられた全長88メートルの大洞窟。全国の都・道・府・県別に
まつる万体不動尊奉安殿に、不動尊の尊像がお祀りされています。 不動尊奉安殿の
向い側は四国霊場お砂踏修行道場になっています。入り口には修行大師がお迎えし、
四国八十八ヶ所、四国別格二十霊場、西国三十三観音霊場の お砂踏の前に薫煙たな
びく、お釈迦様の仏足石で足裏を清め、LED照明で荘厳された各寺のご本尊、足元には
各霊場のお砂を納めた蓮華台を踏む、神秘的な修 行が出来ます。

  

運転手さんにお砂踏みをしていらっしゃいと言われ、入っていったのですが
(上左がその奉安殿の入り口)そもそも「お砂踏み」の意味も知らなかったのです。
この入り口の奥が、洞窟をくり抜いたものだとは・・・帰ってきてから知りました。

入り口で200円を一円玉に両替します。

    

なんか、ちょっと見ると上右などパチンコやってるみたい(^_^;)。

 

一つ一つはこんな風になっています。各札所の砂を入れてあるという蓮華台の上に
立ち、その本尊様の真言を唱えては一円のお賽銭を納めて、次へ進みます。
それが・・・途中まで進んで、なんか変だな?と私は思いました。本尊様と御真言とが
あってない、よくよく見たら仏様の右側がその御真言でした。ずっと左側を唱えていた
ので、一つずつ狂っていました。やり直しする元気はなかったので、「今までごめんなさい」
で次へ・・。
右は万体不動尊、納めていただいた小さなお不動様を、県別に並べてありますが
静岡県は少なかったです。
蓮華台に納めてある各札所の土は、御住職が全て自らお参りしていただいて
きたものだそうです。

帰ってきてから写真の整理をするために、鯖大師のHPを見たのですが
本堂の改修、この万体不動尊奉安殿、多宝塔・・・と大事業を次々に完成させて
きた御住職の熱意はいかばかりかと思います。今回は宿泊はしませんでしたが
機会があったら、ここの宿泊施設に泊まり、御住職の法話を拝聴したいと思いました。

室戸岬 御厨人窟(みくろど)

19歳の弘法大師はこの洞窟に籠もって修行したそうです。
見えるのは空と海だけ、それで空海と名乗るようになったとか。
今回、参加者にアルバムを作りましたが(A4のマット紙にプリントしてファイルにはさみ
ます)その表紙の色は空海に因んでブルーにしました。

   

団体のバスが着いたので、にぎやかです。

 道路を挟んで向かい側は海。

鯖大師までは阿波国、徳島県ですが、ここは土佐国です。
鯖大師から最御崎寺までは58.4km、ゆっくり昼食をとったりしたので、2時間
ほどかかりました。歩き遍路だと変わりばえのしない道を延々と歩かなくては
なりません。

二十四番札所 室戸山最御崎寺

「最」を「ほつ」とは読めませんねえ。

 

この黄色い花がたくさん咲いていてとてもきれいでした。
花の少ない時期なので目をひかれました。

 くわずいも  大きな葉っぱです。

昔、土地の者が一人の遍路に「この芋を下さい」と言われたが「この芋は
食えないよ」とけんもほろろにあしらうと、その後この芋は本当に食べられない芋に
なってしまったそうです。鯖大師のいわれにしろ、強欲な人と大師にまつわる話は
たくさんあるのでしょうね。

二十五番札所  宝珠山津照寺

  

山の上にあるので眺めのよいこと\(^o^)/ しかし階段を上らなければなりません。


  

本堂は見事にすすけて真っ黒です。山の上で風が強いこともあるでしょうから
香炉を外に置けないのでしょうね。

降りたところにある室戸スーパー、土産物も売っていて、おいしそうなどら焼きに
心引かれ、皆もどら焼きだけでなく、あれこれ買い込んでいました。

二十六番札所 龍頭山金剛頂寺

 

ここはあまり印象に残っていないのですが「一粒万倍の釜」があると書いてあった
のを読んで思い出しました。ここも階段があります。

二十七番札所  竹林山神峯寺
 

「こうのみねじ」と読みます。着いたのは4時頃、ちょっと天気が怪しくなり、暗いせいもあって
「もうお参りの人は来ないかな」ムードでした。香炉の灰も明日に備えてきれいにしてあった
所へ私たちが到着(^_^;)。

  

寺までは3.5kmの急坂で中でも1.3kmは「まっ縦」と言われる勾配45度の急傾斜だそう。
それも車では歩かずして門前到着。境内はこの通りとても美しく整備されていました。
大師堂まではこの階段を上ります。

 

大師堂からの帰り道、本堂を見るとこんな感じで、そろそろ薄暗くなってきました。

さて今日のお参りはこれでおしまい、最後の宿は土佐御苑というホテルです。
高知市内は夕方で交通量が多く、ホテルに着いたのは6時半頃でした。
今日は宴会料理ですが、とても食べきれずもったいなかったです。
今日が最後の夜なので、みんな売店でどっさりお土産を買って、宅急便で
送っていました。