高野山・吉野山の旅                      平成19年6月6日

父との西国三十三観音巡拝の旅も、どうにか2/3を終えて、先が見えてきました。
なにしろ範囲の広いこと、交通の便の悪い札所もあって、満願できるかな?と心配していましたが
なんとかなるものです。今回は琵琶湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺へ行きました。
日帰りでここ1カ寺だけの旅です。

先ずは琵琶湖汽船の時刻表を確認して、11:30 長浜発に乗ることにしました。

  


長浜駅には11時前に着いたので、駅近くの「長浜鉄道スクエア」に行きました。
ちなみに駅の看板もレトロな作りです。
父は国鉄職員でずっと保線の仕事をしていました。どうせ見学するなら、やっぱり
こういうところでなくちゃ。
長浜〜大津間は1882年(明治15年)と、国内でもかなり早い時期に鉄道が開通したそうです。
長浜駅も同時に完成。

   

船に乗り遅れては大変と、時間を気にしつつ全部見て回りました。
上右は長浜駅です。

  

島でも食事はできるが高いというガイドブックの案内を信じて、駅でお弁当を買って
船の中で食べました。
さて、竹生島に到着。まずは納経所のある本堂を目指しますが、この階段↑。
165段あります。84歳、心臓大きめの父なので、休み休みゆっくり上ります。

  

本堂(弁財天堂)に到着、お経をあげ、御詠歌を唱えてから御朱印を貰いました。
港がはるか下に見えます。
一休みしてから、三重塔・宝物殿と見て歩き、階段を下りて都久夫須麻神社へ向かいました。

  

途中にこのお堂。?さっきのは弁財天堂、これから行くのは観音堂、途中のこれは何?と
思いながら、先へ進み、唐門を通って観音堂へ。ここでまたお経と御詠歌をあげ、船廊下を
歩いて都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)へ。

拝所から琵琶湖に向かうこの鳥居にかわらけを投げるそう。

13:20の船で長浜へ戻りました。
昨年はNHK大河ドラマで長浜城が出てきました。父が体力的にまだ大丈夫そうなので
長浜城へ行ってみることにしました。港から「豊公園(ほうこうえん)」を抜け、歩いて行きました。

  

天守閣までのぼり、一周すると、四方それぞれに正面の山などの地名が書いてあります。
太閤記に出てきたあの戦場はこっちなのか・・・などと今まで記憶していた地名が、
地図状になって再度頭に入ってきました。
薄曇りの旅日和、こうして「竹生島詣で」は終わりました。